ブログの引用は著作権的にどこまで問題ないのか?

ブログと引用

ブログの引用はどこまで著作権的に問題ないのか?

引用はブログを書く上で非常に重要なテクニックです。ブログの引用に関してしっかり考えておきましょう。

 

ブログと正しい引用

近年、バイラルメディア関連の騒動や2ちゃんまとめの転載禁止、DeNAパレットのキュレーション騒動などブログやアフィリエイト界隈と著作権とのトラブルが絶えません。

もともと、引用とは法律で定められた決まり事(ルール)です。

とはいえ、実際はネット上に多くの著作権違反コンテンツが溢れており、悪質でなければ権利者も含め対して問題にしないのが現実です。

一方で、モラルに反する引用はネットユーザーを中心に叩かれ、権利者が動くこともあります。

 

もちろん、本来は法律の要件にあった引用や転載をすべきです。しかし、大手マスメディアも含め、現実的には誰も正確な要件を守ってはいません。

だからこそ、引用は「良識」や「モラル」、「倫理」に則った対応が求められます。

 

 

文字量はあくまで目安

この手の引用に関する話になった際、引用の要件としてよく言われるのが「引用は本文の半分まで」という要件です。

半分で無くても、「引用は本文の何割まで」といった説明はしばしば聞きます。

 

しかし、これには法的な根拠がありません。引用の要件は、あくまで「自分の著作物が主体であり、引用する他人の著作物は従たる存在であること」ものです。主従関係が大事ということですね。

ですから、極論をいうと99%が引用であっても、その主従関係が適切であれば「引用」の範疇に入る可能性があります。

NAVERまとめやPinterest、Tumblrのような引用すること前提のサービスもありますしね。

 

逆に言えば、引用部分が例え1%でも、適切な形でなければ著作権違反になります。

これは引用の要件を満たさずに、辞書の解説や詩の一節等を引用した際に特に起こりがちですね。

 

 

著作権違反を過度に恐れず、フェアユースの感覚で

根本的に著作権という概念、法律が時代遅れになっています。

それこそブログやYouTube、NAVERまとめなど新しいプラットフォームがどんどん登場し、法律はまるで追いつけていません。

例えばゲーム業界の盛り上がりをみれば、(例外はあるでしょうが)ゲーム実況を禁止するなど愚かな策でしょう。

 

今後はアメリカのフェアユースのように、著作権違反か否かより、現実的に著作物の利用が健全か悪質かで判断する方が賢明でしょう。

実際、日本では著作権違反は親告罪で、権利者がNoと言わなければ問題ありません。

今後は今まで以上に相手の気持ちに立って、つまり現実的にモラルや倫理を考え、権利者がNoと言わないような利用をすることが重要になってくるでしょう。

 

一方で、マスコミなどは自分たちの権利を過剰に主張することが多く、ニュースサイトなどで「引用は禁止」などと書かれていることもありますが、「引用」とは本来、「法律で定められた正しい無断転載」のことですから、マスコミや権利者であっても、引用を禁止することはできません。当然、禁止を主張することはできますが、法的に守られることはありません。

 

 

権利違反せずに著作物を利用する

上の話とはうって変わってテクニック的な話ですが、ブログやアフィリエイトサイトで他人のコンテンツを引用する際は、当然少しでも違法性を低くすることが重要です。

 

例えば、芸能人の写真やマンガ家の絵を引用したいという場合、通常では著作権の要件をクリアするには様々な要素が絡み合うので面倒です(また、芸能人の写真は大抵著作権よりパブリシティ権が問題になる)。

そんな際は、TwitterやInstagramの埋め込みを使用しましょう。SNSの規約にもよりますがかなりリベラルなルールで使用できることが多いです。

SNSの埋め込み機能を使えば、出典も同時にわかりますし、権利者の利益にもなりやすくオススメです。

 

他にも、商品の画像を利用したい際はAmazonアソシエイトなどのアフィリエイトサービスで提供される画像を使うのがオススメです。

例えば、書評を書いた際に、本の表紙を掲載するのは著作権的にグレーですが、Amazonアソシエイトの商品リンクを使えば、簡単に本の表紙の画像を使うことができます。

アフィリエイトリンクにもなるので一石二鳥ですよね。

 

ちなみに、このようなSNSの埋め込み機能やAmazonアソシエイトの画像などは著作物が権利者(もしくは権利者が利用している)サーバーにあることに意味があります。

WordPressをインストールしているレンタルサーバーなど、自分のサーバーにアップすると違法になる可能性が高まります(BuzzFeedはSNSの画像も自分たちのサーバーにアップしていますね…権利者が訴えれば違法です)。

 

 

 

まとめ

ブログ、もといインターネット内での著作権の扱いは非常にグレーゾーンなことです。

とりあえず、モラル・倫理を守ることが重要ですね。例え著作権違反をしていても、

  • 著作物を使う必然性がある
  • 引用元をハッキリと明記する

この2点を守ることで大ごとになる可能性をグッと下げられます。

 

著作権はなかなか面倒なものですが、うまく引用や転載をすることで、ブログやウェブサイトの記事の幅を広げ、クオリティを向上させることができます。

インターネットはまだまだ新しい領域です。グレーゾーンを攻める価値のある領域ですね。